あかでやみぬる月の光を

本との出会いを徒然なるままに綴る。

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闇の穴

闇の穴
著者:藤沢周平

「闇の穴」
 裏長屋に住むおなみは、雇われの身だが鑑札も持っている腕の確かな大工の喜七と三歳になる娘のちえの三人暮らし、いづれは夫が棟梁の株を買って独立するべく細々とお金をためるつつましく暮らしをしていた。
 そんなある日一人の男が玄関先に現れるとおなみの表情は一瞬にして強張った。別れた元の亭主峰吉が薄ら笑いを浮かべてたっていたのだった。最初はおなみも峰吉は仕事熱心な行商だと思い一緒になったが、暮らし始めて二月ほど経つと不意に家を空けることが多くなり、どこか暗い影が付きまとうように思い始める。そうこうするうちにそんな峰吉は行方を晦まし帰って来なかったのだ。
 意を決しておなみはもうココへは来ないでくれと頼むのだったが、峰吉はおなみに月に一度細巻きにした紙包みを届けてほしいと頼みごとをする。不審に思いながらもおなみは裏店に届け物をするが、ある日ちえが熱を出して約束の日に届け物が出来なかった。次の日遅ればせながら行ってみたが裏店は固く戸を閉めて人のいる気配もなかった。おなみは中身が気になって開けてみたがただの白い紙だけだった。
 数日後、峰吉が現れ……。


短編7篇収録。「木綿触れ」「小川の辺」「闇の穴」「閉ざされた口」「狂気」「荒れ野」「夜が軋む」

 比較的初期の短編を集めた作品集です。全体的に暗い雰囲気が覆いますがどことなく人情や世間の機微を現しているようにもおもえますね。
 読み返す年代によって感じ方は変わってくるのでしょう。

小説・歴史・時代・市井・ドラマ・短編
闇の穴 (新潮文庫)闇の穴 (新潮文庫)
(1985/09)
藤沢 周平

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最新オリジナルアルバム[Stolen from strangers](2007)、[The Miraculous Mandarin](舞台:中国の不思議な役人)(2009)から、デビューアルバム[JUNE NIGHT LOVE](1983)まで、ソロでの作品からサウンドトラック、プロデュース作品、CM音楽として提供したものなど、今までの作品の中から21タイトル(09年10月現在)・各4~6曲ずつ全122曲を試聴できます。既に入手困難なアルバムもラインナップ。各曲フルレングスで聴くことができ、三宅 純の世界をPC上で体感できるパーツです。 TDKカセットテープ ADスプレンダーCM曲。アルバムjune night loveに収録されている「could it be real?」がお勧め。

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