あかでやみぬる月の光を

本との出会いを徒然なるままに綴る。

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誰か Somebody

誰か Somebody
著者:宮部みゆき

 ある夏の昼下がり。住宅街の十字路の向かいに建つマンションを挿んで、なだらかな下り坂が続く遊歩道が整備された護岸。橋を渡ってスピードを緩めずに走ってきた自転車に一人の男が轢かれた。男は激しく転倒し歩道に頭を打ちつけ昏倒した。救急車でスグに病院に運ばれたものの折り悪く打ち所が悪かったのか男は運ばれる途中で死亡した。死因は脳挫傷だった。

 今田コンツェルン広報室の杉村三郎は、その事故死した男・同社の運転手・梶尾信夫の娘達の相談を受ける。娘達は亡き父について本を書き、いまだに父をひき逃げした犯人につながる有力な証拠がない状況を変えることが出来るのではないかという思いに突き動かされているようだった。
 彼女らの熱意にほだされて、一見何の変哲もない梶田の人生を辿り始めた杉村は意外な男の人生を垣間見ることになる。

梶田の過去と事故死したことにつながりはあるのか……。



 ジャンルを問わず何を書いても、そつなく物語を紡いでみせる”宮部みゆき”氏の描き出した本作品の物語はパズルを1つづつ合せていくような調子で進んでいきます。
 梶田氏の過去の出来事や事件が現在とつながっていき、土地勘の無さそうなマンションの脇で事故にあったのは果たして偶然だったのか。対照的な性格の梶田姉妹がそれぞれの思いを抱きながら本の執筆に取り掛かっていきますが、両親の二人に対する接し方の違いとはいったい何がそうさせたのか。
 一介の平凡な編集者が事件とも事故と持つかない事柄を追って行く内にたどり着いた結末。”誰か”ではなく”アナタ”ならどうされたでしょうか。

小説・文芸・推理・ドラマ
誰か―Somebody (文春文庫)誰か―Somebody (文春文庫)
(2007/12/06)
宮部 みゆき

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最新オリジナルアルバム[Stolen from strangers](2007)、[The Miraculous Mandarin](舞台:中国の不思議な役人)(2009)から、デビューアルバム[JUNE NIGHT LOVE](1983)まで、ソロでの作品からサウンドトラック、プロデュース作品、CM音楽として提供したものなど、今までの作品の中から21タイトル(09年10月現在)・各4~6曲ずつ全122曲を試聴できます。既に入手困難なアルバムもラインナップ。各曲フルレングスで聴くことができ、三宅 純の世界をPC上で体感できるパーツです。 TDKカセットテープ ADスプレンダーCM曲。アルバムjune night loveに収録されている「could it be real?」がお勧め。

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