あかでやみぬる月の光を

本との出会いを徒然なるままに綴る。

Archive [2008年12月 ] 記事一覧

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重耳 (下)

重 耳 ちょうじ (下)著者:宮城谷昌光 太子の申生を死に追いやり憂いをたったはずの驪姫ではあったが、公子なかでも宮廷内に隠然とした影響力を持つ重耳と夷吾が他国に亡命したことは驪姫の心をふさぐ結果になっていた。 後の九月甲子に詭諸が死し、いよいよ驪姫の子である奚斎が即位するがまもなく側近の手によって暗殺され秦に亡命していた重耳の異母弟である夷吾が晋の玉座に座る。しかし、夷吾の不明不徳の故か旱魃など...

重耳 (中)

重 耳 ちょうじ (中)著者:宮城谷昌光 翼(晋)攻めにおいてめまぐるしい武功を立てた重耳。太子とされている兄申生(異母兄)は穏やかな人柄で、重耳自身も自らが兄に取って代わる過分な野心をもつような人格の暗さもなく武功を妄りに誇るような人柄ではなかった。またこの頃に側近である狐氏から妻を迎え心身ともに充実した日々を過ごしていた。 本家の翼(晋)を併呑し、あわせて攻め寄せてきた虢の軍勢を一蹴して...

重耳 (上)

重 耳 ちょうじ (上)著者:宮城谷昌光 周が商(殷)に替わって中原に覇を唱えて幾星霜。周を盟主として治まっていた各国の箍が次第に緩みを見せるなかで、晋から分かれた分家筋にあたる小国の曲沃の君主称(武公)は本家を凌駕するという野心を胸に秘めていた。 東方に斎、南方に楚が力をつけ次第に勢力範囲を伸ばしつつある中、周王室の親族を祖に頂く周王朝親藩の虢がほころびを見せて崩壊した。重しが外れたかのよ...

知るを楽しむ

知るを楽しむこ の 人 こ の 世 界  孟嘗君と戦国時代著者:宮城谷昌光 吹きすさぶ血風、渦巻く遠謀術数の嵐。紀元前五世紀から前三世紀の中国――人は、おのれの思想を信じて生きた。第1回魅惑の戦国時代第2回斉の成立と田氏 第3回斉の名君・威王第4回孫鋤リ兵法の真髄第5回孟嘗君の父・?郭君第6回諸子百家の聖地・稷下第7回孟嘗君の人心掌握術第8回孟嘗君と斉の命運(表紙・目次より抜粋) おくればせながら、最近新聞欄で放送...

オレたちバブル入行組

オレたちバブル入行組著者:池井戸潤 バブル全盛の学生たちの就職戦線も売り手市場一色。どこかの企業が就職協定を破れば優秀な学生を囲い込むのは当然といった。学生にとっては恵まれた時代に少しばかり大きな希望とそれぞれ夢を抱えて入社した半沢直樹たちバブル入社組。 しかし、バブルがはじけた後は賃金抑制に始まるリストラ、合併や倒産といった大蔵省の護送船団で堅く守られた特別な産業の銀行は、金融庁の監督に始まった...

不祥事

不祥事著者:池井戸潤 トラブルを抱える支店を訪問し指導・解決を図る部署。事務部門事務管理グループいわゆる臨店指導に移動してから2ヶ月経ち新しい業務にそろそろ馴れ始めた調査役相馬建。 その相馬と二人三脚でコンビを組むことになったやり手のエリート・テラー花咲舞。別名狂咲とも揶揄される彼女は、時には上下の別なく正論を吐き、大胆な行動力で銀行というもっとも硬直した組織内では異端の存在だったことから名づけら...

海をわたる風

海をわたる風 共生園物語著者:くりた陸、原作上野紀子 「福祉なんか大嫌いだった――。」幼い頃から福祉と異文化に触れてきた、韓国生まれの日本人女性・田内緑。両親の苦労を通して、誰よりもボランティアの過酷さを見てきた彼女が、それでも選んだ舞台は養護施設「共生園」だった。――いまを生きる25歳が園長になる瞬間に、あなたも立ちあってください。現在進行形ストーリー(裏表紙:あとがきより抜粋) 韓国最南端にある港...

起業前夜 (下)

起業前夜 (下)著者:高任和夫 扶桑証券企画部部付き部長猪狩雄二は、黒豹こと都内居酒屋チェーン創業社長・鬼山猛から、飛ばしを行っている事実を教えられる。それから、同期や後輩、かつての部下の助けを借りてそれとなく社内を調べ上げていた。その結果、扶桑証券は瀕死の状態にあることを掴むが、誰も改革を進めようとしない。いや、かつて改革しようと試みた専務の西条は閑職に追いやられてしまっていた。 その事実を知り...

起業前夜 (上)

起業前夜 (上)著者:高任和夫 扶桑証券経営企画部付き部長の猪狩雄二・46歳。公開引受部に在籍した頃は、株式の上場や公開でスケールメリットの生かせる企業を上場基準に合致した会計基準や財務体質に指導し公開させる。文字通り現場の仕事で頭角を現した雄二が率いた公開引受部は、他の証券会社から一目も二目も置かれる存在となり猪狩軍団と揶揄された。もちろん当時・次長として辣腕を振るった雄二に対して畏敬と尊崇の念...

告発封印

告発封印著者:高任和夫「魔の十一月」 どこにでもある町の中小零細企業のプレス加工会社の遠山製作所社長の遠山。そこに銀行の担当者から一本の電話がかかってくる。事前にアポをとっただけの電話だったがいつもは経理を担当している妻の芳江に用があるはずと訝しげに思うが漠然とした不安が沸き始めていた。 その電話の主である舟木は。地方銀行の融資課長である。時代の変化によりプレス加工も金型などの金属加工にCAD/C...

天使のナイフ

天使のナイフ著者:薬丸岳江戸川乱歩賞作品(第51回) ある朝、桧山貴志は朝食の準備を行っていたが、愛娘の愛美の泣き声であわてて娘の寝室を覗く。娘のお気に入りの”ももちゃん”がプリントされたTシャツが無いとぐずっていたのだ。娘に朝食を採らせながらあわててベランダに干してあったウサギのキャラクターがプリントされた”ももちゃん”を取り込みドライヤーで乾かして娘に着せ保育園に送り届ける。 笑顔で保育士のみゆき...

猫ラーメン

猫ラーメン著者:そにしけんじ 東京の下町に、一軒のラーメン屋さんがありました。このラーメン屋さん、味はちょっとイマイチですが何の変哲もない普通のラーメン屋さん。ある一点を除いては?!それは、店主が「猫」だからなのです。そう、猫だから猫舌でなんだかスープがぬるい。イマイチ微妙なラーメン屋を営む”大将”。そんな大将の店の目と鼻の先に、同じような猫が営むラーメン屋が進出してきたからさあ大変?!しかもその猫...

CLAYMORE (15)

CLAYMORE15 (クレイモア 15)著者:八木教広 クラリスとミアータは組織からの離反者ガラテアを追って大陸の中央部にある聖都ラボナにたどり着いた。そこは組織の元ナンバー2で覚醒者のアガサがひそかに潜伏する町でもあった。覚醒者アガサは巨大な本体をあらわにし討とうとするガラテアを一蹴する。続いてクラリスとミアータを追い詰めた。 その時、クレアたち北の行方不明となった七人が現れ圧倒的な力で覚醒者...

霧の果て 神谷玄次郎捕物控

霧の果て 神谷玄次郎捕物控著者:藤沢周平 北町奉行所の定町廻り同心、神谷玄次郎。小石川の直心影流道場の高弟の一人でもあり剣の腕も抜群。担当した事件もことごとく解決に導く切れ者だった。 玄次郎が十四歳の時、母と妹が何者かに惨殺される事件がおきる。しかし事件は上からの圧力でうやむやのまま捜査は打ち切りに、どうやら父の勝左衛門が担当した事件とかかわりがあるらしかったが、その父も落胆が激しかったのか一年後...

獄医立花登手控えシリーズ(四) 人間の檻

獄医立花登手控えシリーズ(四) 人間の檻著者:藤沢周平「戻って来た罪」 登が休みに自室でくつろいでいるといきなりふすまが開いて叔父が入ってきた。言いにくそうにしている叔父に水を向けると彦蔵の代診を頼まれた。彦蔵は天王町に住む下駄職人で一年ほど前から時折腹痛で叔父の家に駆け込み診察を受けていた。しかし彦蔵の病は快方に向かわずに腫物が悪化して寝込むようになり時折叔父が彦蔵の家に顔を見せるようにしていた...

獄医立花登手控えシリーズ(三) 愛憎の檻

獄医立花登手控えシリーズ(三) 愛憎の檻著者:藤沢周平「秋風の女」 夜もふけた頃、女牢の方で急病だと起こされた登は手で腹を押さえ痛みで苦しむた女を診察する。年の頃は二十七、八だろう、顔も体つきもどことなく垢抜けた上るが始めて見る女だった。そういえば20日前ほどに女牢に新しい者が入ったと聞いてはいたがこれがその女かと思った。 数日後、牢のこまごまとした仕事をこなす下男の佐七が先刻診察した女おきぬにいい...

獄医立花登手控えシリーズ(二) 風雪の檻

獄医立花登手控えシリーズ(二) 風雪の檻著者:藤沢周平「老賊」 東の牢に容態のかなり悪い病人がいた。六十を過ぎた老人で名前は捨蔵といったが軽い盗みで捕まったのだが、もう半年以上も牢に入っている。捨蔵が無宿人でもあり奉行所がまだまだ余罪があると疑っているようだった。登の看たてでは捨蔵の腫れ物が良くないようで、齢を考えるとそう長生きは出来ないが養生を勧める登に捨蔵は娘と孫を探してくれと登に頼むのだった...

獄医立花登手控えシリーズ(一) 春秋の檻

獄医立花登手控えシリーズ(一) 春秋の檻著者:藤沢周平 立花登は、羽後亀田藩の貧しい下士の次男ではあったが、幼い頃から刻苦して医術を納め江戸で開業したという母の弟、登からは叔父にあたる小牧玄庵に憧れ医者を志していた。 貧しいながらも両親の後押しやまた勉学に励んだ甲斐もあり藩の医学所上池館(こうちかん)で学ぶことも出来、ひととおりの医学修行を終えたあと、江戸の叔父の招きもあり勇躍して故郷を後にしてか...

闇の梯子

闇の梯子著者:藤沢周平「闇の梯子」 清次はおたみと所帯をかまえたのを気に独立し版木師として細々と暮らしていた。身内の少ない二人の住む長屋に酉蔵という意外な訪問者が現れる。酉蔵はかつて修行時代の仲間だったが、どこか気味の悪い影のようなものを感じる男だった。金を無心する酉蔵を無碍に追い返せないのは、放蕩三昧の末に行方が分からなくなった兄の弥之助に似ているせいでもあった。 それからも幾度と無く金を無心に...

闇の歯車

闇の歯車著者:藤沢周平 伊黒清十郎は三春藩の元藩士だったが、道ならぬ恋から同僚の妻の静江と駆け落ちし藩を逃れ江戸に隠れ住むような状態。しかし静江が病に伏せるようになり毎夜発作に苦しむ妻を見かねるものの薬代にも事欠く暮らし。足は自然と飲み屋「おかめ」で杯を重ねるようになっていた。 佐ノ助は檜物師だったが、博打で身を崩し三年前には女房にも逃げられた。今は裏家業のような貸し金の取立てや恐喝まがいの仕事で...

龍を見た男

龍を見た男著者:藤沢周平「龍を見た男」 漁師の源四郎は数年前に仲間と行った網漁が元で喧嘩をしてから一人で漁を行っていた。丈丈夫なのも手伝って魚が採れるとなれば少々の時化でも夜釣りでも行う乱暴なところも村のものからは疎まれる原因のひとつだった。 弟を海で亡くしてから、女房に誘われて善宝寺に参拝する気持ちになった。善宝寺は龍神がご本尊で祈願すれば嵐にあっても守ってくれるという漁師にとっても信仰の篤いお...

時雨のあと

時雨のあと著者;時雨のあと「時雨のあと」 安蔵は回向院南の相生町の裏店に住んでいる。幼いときに両親をなくし品川の遠縁の親戚でやっかいになっていた。一人前の鳶職人になった安蔵はようやく小さい妹と二人で暮らし始めた。しかし鳶職人で暮らしを立てていた安蔵は足場から落ちて足の骨を折る。それがもとで日雇い仕事から博打に手を出すようになり生活も荒れていた。 妹のみゆきは、5年前から女郎として働き今は安蔵が迎え...

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Author:緋色悠依
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最新オリジナルアルバム[Stolen from strangers](2007)、[The Miraculous Mandarin](舞台:中国の不思議な役人)(2009)から、デビューアルバム[JUNE NIGHT LOVE](1983)まで、ソロでの作品からサウンドトラック、プロデュース作品、CM音楽として提供したものなど、今までの作品の中から21タイトル(09年10月現在)・各4~6曲ずつ全122曲を試聴できます。既に入手困難なアルバムもラインナップ。各曲フルレングスで聴くことができ、三宅 純の世界をPC上で体感できるパーツです。 TDKカセットテープ ADスプレンダーCM曲。アルバムjune night loveに収録されている「could it be real?」がお勧め。

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