あかでやみぬる月の光を

本との出会いを徒然なるままに綴る。

Archive [2008年10月 ] 記事一覧

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歩いていこう

歩いていこう-車椅子の女の子の結婚・出産物語著者:折原みと 総合病院の産婦人科に勤務する。助産師の資格ももつ看護師・橋本純美。中型二輪免許を取った彼女はツーリングに出かけた先で事故にあい、生きているのが不思議なくらいの重傷を負います。奇跡的に一命を取り留めますが下半身不随と仮止めの状態にある筋肉や骨の組織を二度の整形手術により矯正。辛いリハビリをへて夢かと思えた職場復帰を果たします。そして、友達に...

神の手を持つ男 2

神の手を持つ男 2―SAMURAI DR.TAKA-著者:本そういち、監修:福島孝徳 警察病院の研修医からスタートして5年。東京大学・名誉教授佐野氏に見出され西ドイツ、アメリカと臨床を重ねて帰国し東大病院の医局に戻ったものの、若すぎるゆえか出過ぎた才能の故なのか東大病院の水に合わずに三井記念病院・脳神経外科部長に転出し、いまTVで取り上げられている鍵穴術式を磨きをかけた様を、当時の奮闘振りと今現在の活躍の...

決闘の辻-藤沢版新剣客伝

決闘の辻-藤沢版新剣客伝著者:藤沢周平「二天の窟」 熊本城主・細川越中守忠利に客分として迎えられていた宮本武蔵の周辺に一人の剣客らしき若者の影がちらつく。数々の立会いと放浪の旅の中で書画を嗜むようになり老いの身も感じ始めたこの頃では、書・画家としての暮らし向きにも魅力を感じるようになり。また、「五輪書」の執筆に取り掛かろうとしていた。 そんなときに様子を伺い姿を見せなかった若者が武蔵を挑発するよう...

隠し剣秋風抄

隠し剣秋風抄著者:藤沢周平「盲目剣谺返し」 三村新之丞は目に光を失って一年半。慣れてきたとはいえまだ自由には家の中も歩けない。秋に眼医者には見放されたが、妻の加世は月に一度、眼の病に効果があるとされる不動尊への参拝をかかさない。 しかし、その加世の寺通いに男の影を感じるようになったのは何時の頃だろうか、初めて聞いたのは従姉の以寧からだった。暗い世界が新之丞を余計に迷わせたが、ようよう相手が放蕩で名...

隠し剣弧影抄

隠し剣弧影抄著者:藤沢周平「隠し剣鬼ノ爪」 三十五石取りの藩士片桐宗蔵は先ごろ風邪をこじらせた母をなくしてからは、行儀見習いに来ていた女中の”きえ”と二人暮し、嫁を迎えることを考えないでもなかったが”きえ”との暮らしの気楽さに満足していた。 そんな、二人だけのささやかな夕餉を破るように、大目付からの使いで家老・森戸奥之助ほか重臣に呼び出された宗蔵は、数年前に同僚を斬って重症を負わせ郷入り処分にされた狭...

玄鳥

玄鳥著者:藤沢周平「玄鳥」 路の家は、代々物頭を勤め藩から二百石を頂戴する家。亡父・末次三左衛門は気さくな人物で家の門に営巣した燕を気にするでもなく、したいようにさせていた。後奏者三百石から婿入りした夫・仲次郎は今までの末次家の家風とは反対に、燕の巣を取り払い瑣末なことに神経を使う。路はそんな夫とはどこか相容れないものをどことなく感じているのだった。 そんなある日、上意討ちが命じられ潮田源八郎、加...

長門守の陰謀

長門守の陰謀著者:藤沢周平「長門守の陰謀」 庄内藩・酒井忠勝の三弟・長門守忠重は村山郡白岩郷領主に封じられたが、その政は苛烈を極め、高利での貸付、人夫や人銀を挑発し領民の女房を召し上げ、領民は破れはしたものの幕府に直訴を敢行する。直訴した三十八人と加担したとされた百三十人が死罪にされ。嘘偽りのない苛斂誅求を科す暴君であることは間違いなかった。 自領のことにとどまらず、本藩の政にも口を挟む様になった...

又蔵の火

又蔵の火著者:藤沢周平「又蔵の火」 庄内藩士・土屋久右衛門久明は、跡取りを病気で失い妻女もすでにない。家系の絶えるのを憂いた久明は、同藩の堀彦太夫三誠の三男才蔵と土屋家の西隣の藩医久米家の娘九十尾を夫婦で養子とし跡をとらせた。久明は隠居して妾を持ち、その4年後万次郎を、またその4年後に虎松が生まれ後に妹の松代の三人を授かる。養子の才蔵は律儀な人物で万次郎、虎松を土屋家に引き取り手習い剣術にも通わせ...

冤罪

冤罪著者:藤沢周平「冤罪」 堀源次郎は部屋住みの三男坊、家督を継ぐ道もなく良い婿養子の口を当てにするしがない身の上だったが、そんな源次郎にも毎日の日課の散歩中に菜園を手入れする娘を見かけるのが秘かな楽しみだった。近頃は源次郎が頭を下げると娘を無言で挨拶を返してくる。ちょっと二人の仲が進展したような気持ちが源次郎を惹きつけていた。 ある日いつものように散歩に行くが娘の姿が見られない、怪訝に思い中を窺...

暗殺の年輪

暗殺の年輪著者:藤沢周平直木賞作品(第69回)「暗殺の年輪」 葛西馨之介は室井道場の竜虎と称される俊英であり、もう一人の俊才である貝沼金吾の家に誘われた。最近は仲たがいしたということではないがなんとなく疎遠になっていたこともあり、何か心に引っかかるものを感じながらも、馨之介は金吾の奥座敷まで通されると、家老の水尾、組頭の首藤、郡代の野地の藩の重鎮3人が待ち構えていた。 3人は馨之介に藩の重役の暗殺...

風の果て(下)

風の果て(下)著者:藤沢周平 桑山又左衛門は中老に進んで今の屋敷に移り住んだときから、縁側から見る庭の景色が気に入っていた。枝の隙間から見える月はあのときの切り遭いを思い出させる。 小黒派との確執により藩が二分され、杉山忠兵衛のたのみで藩主の用人・牧原の警護を任された隼太であったが、不意の襲撃を受けてあわやと思った瞬間、暗闇で見えなかったが助けに入り襲撃者を切り伏せたのは市ノ丞ではなかったのかと……...

風の果て(上)

風の果て(上)著者:藤沢周平 主人公の桑山又左衛門の宅に、夜分にもかかわらず旧知の知人から書状が届くところから始まる。旧知の友人である野瀬ノ丞からの書状を、不審に思いながらもひも解くとそれは”果たし状”だった。又左衛門は桑山家に養子に入る前、上村隼太と名乗った若き日々を思い、昔の部屋住みの身分で仲間とともに道場に通った日々を思い出す。 若き日の隼太とおなじ剣の片貝道場に通う。市ノ丞、寺田一蔵、三矢庄...

三屋清左衛門残日録

三屋清左衛門残日録著者:藤沢周平 三屋清左衛門は三百二十石の用人(現在で言えば、社長の側近に当る秘書室長ぐらい)公平無私な観点から物事を修理するため、先代藩主の覚えも善く小禄の出発でありながら上士なみまで昇進した。 息子も出仕し心配も少なくなった彼は、三年前に先妻に先立たれまた先代藩主の死去を機に隠居を願い出る。 しかし、いざ隠居してみると世間からの隔絶されたような気持ちになったが、現藩主の覚えも...

蝉しぐれ

蝉しぐれ著者:藤沢周平 主人公・牧文四郎の家は海坂藩・普請組。組屋敷が立ち並ぶ場所は、裏に小川が流れ裏山の木々が溢れる。ある日の夏の朝、隣の娘”ふく”が蛇に噛まれた中指の毒を吸ってやり、それが互いに忘れられない思い出となる。 塾で書を学び、道場で剣を習うどこにでもいる少年藩士の生活が藩の後継者争いに巻き込まれたことで一変する。他の藩士12名と共に死罪になった父の遺骸を荷車で引き取りに行った帰り道、急...

一緒だよ

一緒だよ -車椅子の彼との結婚・出産物語-著者:折原みと二人が出会ったのは彼がバイクの事故で歩く自由を失った17歳。彼女はナースになりたての19歳。運命との出会いを経て二人は歩み始めます。暗くなりがちな題材ですが、実在のお二人の人柄もあるのでしょう。言葉で言うよりも大変な困難を乗り越えておられるはずですが、二人の頑張りに周りも自然と力を貸すのでしょうか、お二人の素直なお心が伝わってくるようです。マ...

生きたい

生きたい ―臓器移植をした女の子の物語―著者:折原みと幼い頃から胆管が閉塞する難病にかかった女の子の物語。生きる為には臓器移植は避けては通れない、さまざまな葛藤をへてオーストラリアでの移植手術を決意する。医療ビザが下りるには、この物語では最低2000万のデポジット(預金残高証明書)が必須です。今日でも海外での移植手術の場合は高額のデポジットが病気に加えて、患者や家族に立ち塞がる試練といえます。この手...

神の手を持つ男

神の手を持つ男 1  ―SAMURAI DR.TAKA-著者:本そういち、監修:福島孝徳天才・脳外科医とTVでもたびたび取り上げられ、難手術に挑む彼の姿に畏敬の念を抱いた人は多いと思います。そんな彼の今抱える医療の現実と壁を描きながら幼少~青年の頃のエピソードを交え、研修医として奮闘する姿を余すことなく描きます。数々の医者に見放され、匙を投げられ続けた患者が最後の希望を胸に門をたたく。多くの患者が、まさし...

のだめカンタービレ

のだめカンタービレ 21著者:二ノ宮知子ウィルトール・オケの公演にRuiと練習に励む千秋。Ruiが奏でるラヴェルの旋律は千秋の思い描く音楽と重なり、千秋とRuiの協奏曲を聞いた”のだめ”は遅ればせながら、最近買いました。初めての記事が”のだめカンタービレ”なのはご愛嬌。以下ネタバレも含むパリ偏も”千秋”と”のだめ”の方向性の違いも鮮明に描かれるようになってきました。今回はルイの演奏で触発され、指揮者として...

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緋色悠依

Author:緋色悠依
あかでやみぬる月の光を

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三宅 純 Jun Miyake ブログパーツ

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最新オリジナルアルバム[Stolen from strangers](2007)、[The Miraculous Mandarin](舞台:中国の不思議な役人)(2009)から、デビューアルバム[JUNE NIGHT LOVE](1983)まで、ソロでの作品からサウンドトラック、プロデュース作品、CM音楽として提供したものなど、今までの作品の中から21タイトル(09年10月現在)・各4~6曲ずつ全122曲を試聴できます。既に入手困難なアルバムもラインナップ。各曲フルレングスで聴くことができ、三宅 純の世界をPC上で体感できるパーツです。 TDKカセットテープ ADスプレンダーCM曲。アルバムjune night loveに収録されている「could it be real?」がお勧め。

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